たぶん俺は「家でも映画を見る派」にしてはディスクメディアのライブラリーをもたないほうで、年に数回、厳選したタイトルをまとめて買う程度。だからねぇ、時々包みが届くとテンション上がります。相米慎二監督の『東京上空いらっしゃいませ』は映画全編で、井上陽水&忌野清志郎による「帰れない二人」の様々なカバーバージョンが流れるんだけど、この映画が凄いのは、その名曲の強度に映像が負けてないってことではないかと!『ナイルの娘』は侯孝賢(ホウ・シャオシェン)監督の才気溢れる初期作品。1980年代台湾の街の空気が分子レベルで保存されているというか、その鋭さや細やかさ、冷たさ暖かさ優しさ哀しさを自然な風のように再現するわけです!『山の焚火』はねぇ、もう世界遺産に認定すべき!フレディ・M・ムーラー監督以前にこんな映画は存在しなかったし、今だにこれを超えたという作品を見たことがない。彼の撮った2本のドキュメンタリー『我ら山人たち』『緑の山』は劇場で見逃していたので、これから楽しみです。